大掃除、娘の部屋で発見したもの
年末は、ダンナと3日がかりで、本格的な大掃除をしました。
娘にも自分の部屋の大掃除はやってと誘ったのですが、やりそうな気配がなかったので、娘が出かけている間、こっそり娘の部屋のベッドと机を動かして、大掃除をする事にしました。
ダンナは、変な物が出てくるかもしれないから、本人がいる時の方がいいんじゃない?と言いましたが、娘がいると部屋に入らせてもらえないから、ベッド下と机の下だけやっておこうと、娘の部屋にこっそり侵入する事にしました。ダンナにも娘の部屋の大掃除に参加してもらう事にしました。
娘の部屋は、ベッドはUFOキャッチャーで取ったような大型ぬいぐるみが3つがベッドを占領していて、床には脱ぎ捨てたジャージなどが散乱していました。娘は小さい頃から持っているぬいぐるみも、捨てると祟りでもあると思っているか、「捨てるの怖い」と言って捨てさせてくれないので、ぬいぐるみは増えていく一方でした。
私はダンナに、「配置を覚えておいてね。」と言って、自分でも元の位置を頭の中で覚えておくようにしました。
勝手に掃除したと知ると娘が怒るので、床に脱ぎ捨てたある服など、娘が気がつかないように、元の状態に戻しておかないと・・・と思ったからです。
ベッドを動かすと、ダンナと私は絶句してしまいました。
娘が反抗期になってから、なかなか娘の部屋には入れなくて、出かけている間、急いで使ったバスタオルやお菓子の袋や空のペットボトルなどを回収したりしていましたが、本格的な大掃除は、毎年はできないでいました。
ベッドの裏があまりにも悲惨な状態だったので、ダンナはいきなり機嫌が悪くなり、文句タラタラでした。
私は思わず、「お願いだから、文句言わないで!」と言ってしまい、「2人がかりじゃないとできないよ。」と言い、ダンナと手分けしてゴミを拾い、壁やベッド、机などを雑巾で拭きました。
ベッドの下や机の下から出てきた物は、明らかにゴミだったので、どんどん回収していきました。
机の上にはなぜか、むき出しのままの剃刀の刃がありました。
机の中や鞄の中までは見なかったので、落ちていた物は、高校の友達を撮ったと思われるピンボケの写真、髪留めなどでした。
娘の学習机を雑巾で拭きながら、私は胸が痛くなりました。
この学習机は小学校入学の時、母が大塚家具で買ってくれたのですが、20万円以上したのです。
「20万もしたのに、ほとんど使わないなんて・・・大学受験もどうせ勉強しないから、机を使わないんだろうな・・・」と、私は呟きました。
大学、行けたら・・・高校、卒業できたら・・・の話ですが・・・
以前、普通に高校して、大学を卒業するのが当たり前だと思っていた事が、当たり前ではなくなってしまいました。
娘は夜になって帰宅しましたが、大掃除された事も、カーテンの洗濯までした事も気がつきませんでした。
2歳の頃のビデオを観る
娘の部屋があまりにも埃だらけで汚かったので、これからは本人がいない時にもっと頻繁に、こっそり掃除をしないとな・・・と思いました。
部屋を掃除して、すっきりした後、リビングで娘の2歳の頃のビデオを観ました。
古いビデオを
2歳と書いてあるラベルが貼ってありましたが、DVDの中の娘は私の記憶以上に明朗で、表情豊かで、おしゃべりもよくしていました。
マンションは娘が1歳の時購入したので、まだ新築でした。娘の荒れた部屋・・・中学生の時に娘とバトルになって壊れたドアなどを大掃除で雑巾がけしたばかりだったので、当時の家はまぶしく見えて、また胸が痛くなりました。
DVDの中の娘は、色がすけるように白く、赤ずきんちゃんの絵本を開きながら、まだ文字は読めないのですが、記憶を頼りに、赤ずきんのお話をしゃべっていました。
いろいろな絵本を夢中で、声を出しながら、ひとりで読んでいました。
今は漫画と雑誌と映画化された本くらいしか読まないけれど、そう言えば、この頃は絵本は好きだったな・・・と思い出しました。
また、DVDでは、いろいろな手遊びや歌を歌っていました。
私も人並みには娘に本を読んであげたりしていましたが、娘が3ヶ月までしか育休を取れなくて、当時は、1時間の時短、約1時間の通勤、ダンナはシフト制で平日休み・・・という生活でした。
ダンナが休みでない日は、6時の保育園へお迎えに行き、それからご飯、お風呂でしたが、寝る前に絵本は必ず読んでいました。
ただ、私の記憶以上に娘がいろいろな手遊びや歌を知っていたのは、保育園に通っていたからだな・・・と思いました。
2歳頃の言葉が早いとか、遅いとかは、最終的な子供の大学の偏差値とは全く関係ない思いますが、それにしても、DVDの中の娘は、特に言葉が遅いわけでもなく、むしろ、親から見ると、母親の私が人並みに賢いのでは・・・と勘違いしてしまうくらいでした。
そして、お風呂のシーンもありました。当時、ダンナが出勤の時はいつも帰りが遅かったので、私は朝シャワーを浴びて、娘とは一緒にお風呂には入らず、娘だけお風呂に入れていました。
DVDでは、娘の髪の毛をシャンプーしてあげて、洗い流している私の姿も写っていました。
「ママー」と言っている声を聞いて、まだママっ子だったんだな・・・と思い出しました。よく、頭を洗う時など、「ママがいい」と言いました。
娘は髪の毛が多かったので、シャンプーを洗い流すのも、かなり念入りにやっていました。
DVDの中では、ダンナがドラえもんの歌を歌って、娘の気をそらしていましたが、娘は髪の毛のシャンプーを洗い流す長い時間、目をつぶって、両手で顔を覆って、おとなしくしていました。
そう言えば、私が仕事から帰って、私ひとりで娘をお風呂に入れていた時も、愚図られた記憶はない・・・
2歳児クラスになると、保育園では、女の子でも、噛んだとか、噛まれたなど・・・でてきましたが、娘は1度も、他の子を噛んだという話はありませんでした。
特に育てにくい子供ではありませんでした。
DVDで絵本を読んでいる姿も、誰が見ても、専門家が見ても、中学生から底辺まで落ちこぼれるとは、予測不可能だ・・・と思う程、娘の姿は明朗で、同じ年頃の親戚の子供と比べても、どこも劣っているようには見えませんでした。
そして、とても素直でした。
少なくても、2歳の時点では、前兆は全くありませんでした。
では、いつから歯車が狂い始めたのか・・・
ダンナの仕事がうまくなくなって、ダンナの様子がおかしくなったのは、この後だけど・・・
4、5歳になって口達者になった頃、娘がだんだん言う事を聞かなくなった記憶はあるけれど・・・
いつから歯車が狂ってしまったのでしょうか・・・
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