どうしても譲れない時・・・
中1の頃も、娘が黙って家を出て、ダンナと2人で連れ戻した事がありました。
中1の夏、娘は友達3人と遊びに出かけ、自分だけモデルのスカウトの名刺を3枚もらったと言い出しました。
私は何度も、詐欺まがいの事務所があるという事を説明しましたが、娘は携帯番号を教え、事務所の人とやり取りをし、「オーディション」とやらのアポを取り付けました。
事務所の場所は、私から見れば援助交際などが行われる危険な街で、中学生がひとりで行くなんてとんでもない・・・高校生でも行って欲しくない街でした。
私は娘がいない間、娘の部屋をさぐり、事務所の名前を調べました。
事務所は芸能事務所で、実在していましたが、ホームページを見ると「12歳 巨乳」とか、マニア向けの10代のグラビアアイドルみたいな感じでした。
娘の話によると、オーディション自体は保護者の同意がなくても受けられるそうですが、契約は保護者の同意が必要・・・という事でした。
ホームページの女の子達はまだ幼くて、水着だったり、挑発的なポーズを取っていたりして、許可する保護者がいる事が信じられませんでした。
絶対に怪しいと思いました。私はいかなる芸能活動にも反対でした。しかも、そんないかがわしい事務所で活動する事を許可できるわけありませんでした。
私は大反対しました。
オーディションは週末の予定でした。お昼を食べ終わると、娘がいなくなっていました。
私とダンナは、手分けして娘を追跡しました。
最寄の駅まで行き、ダンナと2手に分かれました。
その後、ダンナが最寄の駅で娘を発見し、力ずくで引き止めたそうです。娘も人目が気になるので、騒ぎを起こしたくなかったようです。
結局、30分以上もみ合いになったようです。
娘は約束の時間に間に合わない時間になってしまって諦めたようです。ダンナに言メールを送ってきたそうです。私のところには「一生帰らない」というメールがきました。
「うざい」「きもい」というメールもきました。
結局、約束の時間に間に合わなくなり、娘は断念しました。「・・!みんな・ね!」と言いました。
中学生になった娘は何でもできると勘違いして、「大人を潰すのは簡単」なんて言ってましたが、世間知らずで、大人の怖さを知らない娘を、無理矢理でも引き止めなければならないと思いました。
そして、高1・・・今度は彼氏とお泊りをすると言って家を出てしまいました(詳しくはこちら)。
再び、力ずくでも連れ帰る覚悟でした。
たとえ、憎まれても・・・恨まれても・・・
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