4人に1人が保育園落選、日本はどうなってる?
朝はいちおうテレビのニュースを流していますが、朝から美顔器をかけたり、猛ダッシュで出勤準備をするので、ほとんど聞いていません。
今年の1月から新聞を読み始めたのですが、満員電車では読めないし、会社では読んでいる暇がないので、金曜日頃から日曜日までにまとめて読むようにしています。
平日読んでいない新聞が溜まっていき、その日の新聞をその日に読む時間がないのは哀しいですが・・・遅れて読む新聞も、通勤中に読むネットニュースとはまた違って考えさせられる事もあります。
最近気になったニュースは、今年の4月に認可保育園に申し込んだ4人に1人が落選した・・という記事です。
落選率は、福島市・・47.7%、千代田区44.6%・・、港区・・43.0%、江東区・・41.3%、千葉県市川市・・40.1%と続きます。
この数字を見てると、地域によっては4人に1人どころか、2人か3人に1人しか保育園に受からないという計算になります。
1歳の子供を預けるために申し込んだ17園が全滅した女性もいるそうです。
ベビーシッター月20万、無認可保育園月7万円・・
私の会社では育休を取って復帰する人が増えてきましたが、私の頃はまだ1年間育休を取れる雰囲気ではありませんでした。
娘が4ヶ月の時から無認可の保育園に入れたので、娘が生後3ヶ月の時に1時間の時短、約1時間の通勤時間で職場復帰をして、4ヶ月まではベビーシッターに預けました。
ベビーシッター代は月に20万円を超えました。無認可保育園は月7万円以上でした。
8ヶ月からは公立の保育園に入れましたが、当時の定員は8名でした。
現在、うちの近くでもかなり私立保育園が増えましたが、当時は私立保育園も少なく激戦区でした。
8ヶ月から公立保育園に入れたのは、正社員で、3ヶ月から職場復帰していたという既成事実があったからで、1年間育休を取っていたら、入れなかったかもしれません。0歳児クラスから1歳児クラスは持ち上がりで、辞めた人はひとりもいなかったので、ほぼ定員は持ち上がりで埋まっていました。0歳児は受け入れてなくて1歳から受け入れている他の公立保育園もありましたが、保育園の数が少なかったので、当時も激戦となっていました。
今でも同じ会社で働き続けているので、あの時育休を3ヶ月しか取れなくても会社を辞めなかった事を・・娘を保育園に預けた事に関しては後悔していません。
3歳児神話は本当か・・・
現在、働く女性、働きたい女性は増加しているのに、娘の保育園時代から、待機児童数は減っていません。
そうなると、働く意思があるのに、働きたくても働けない女性が増えているという事になります。
私は、今まで何度ともなく、リアル友達やブログのコメントで、「そんなに小さい頃から預けてかわいそう」と言われ続けてきました。保育園に預けないで子育てしてきた人と比べたら、絶対的に子供と過ごした時間は短くなってしまってしまいますが、私は私なりに娘に誰にも負けない愛情を注いで、毎日1秒でも早く娘に会いたくて、お昼休みを返上して仕事をして、ヒールで走ってお迎えに行ってました。
生後3ヶ月・・・早すぎる職場復帰だと思う人もいるかもしれませんが、幸い、当時はダンナの両親も同じ町、私の実家も徒歩で行ける距離、更に近所にお迎えを手伝ってくれる親戚もいました。生後4ヶ月から8ヶ月まで預けた無認可はさすがにちょっとかわいそうな環境でしたが、公立保育園に入れてからは8人の子供に1人の看護師さんと何名かの保育士の資格を持つ先生、お昼は栄養士さんが作った食事・・・とても良い環境でした。
当時ダンナはシフト制で平日休み、私は土日休みで、ダンナとは休みもズレていました。
それでも、小学校1年生から鍵っ子で、学童から帰ってお留守番だったし、やっぱり働いていないお母さんと同じにはいきません。働くお母さんはみんな、葛藤しながら、それでも精一杯子育てをしています。
私は不思議になります。子供が小さい頃から女性が働く事に関して否定的な女性は、男の子を持つ親が多いのなのかな・・・って・・・もし女の子の親なら、自分の子供が大人になった時、専業主婦になって欲しいのか・・・もし専業主婦になって欲しいなら、なぜ、女の子の親もお受験に必死になるのかと・・・
世の中の女性がみんな、同じだけの母性を持っているわけではなくて、働きたい女性もいれば、子供が小さい頃は子育てに専念したい女性もいます。
ただ、私は日本は女性の社会進出が遅れていると思っています。私の娘と同年代の子供がいる今の世代は、考え方が古い人が多いと思ってしまいます。
私が海外出張に行った国で現地の人から聞いた話によると、子供ができても働くのが当たり前・・・働かないと税金が払えない仕組みになっている国もあるそうです。
子供が小さい頃から働く事に関しては賛否両論あると思いますが、娘の世代は少子高齢化で、働きたい女性が増え、働いて税金を納めなくてはやっていけない世の中に変わっていくと思っています。
配偶者控除廃止はいつから?
私は、自分の娘には、小さい頃から、女の人も手に職を持つべきと言い聞かせてきました。
私の父世代は終身雇用制で、父が会社を辞めるとか、リストラされるなんて想像した事もありませんでした。
ただ、今の時代は、ダンナも失業しているし、娘の友達のお父さんでもリストラされた事があるという人はいるし、娘が中学生、高校生・・・と成長していくにつれて娘の周囲もシングルマザーの割合も増えていきました。お父さんが病気になってしまった娘の友達、親が離婚した友達・・・
娘が仲の良いクラスの女の子、4人組の中で3人はシングル・・うちだけシングルではないそうです。
娘も周囲を見ているので、結婚して専業主婦になりたい・・というよりは、なれるとは思っていないようです。
私は娘が小学生の頃から言い聞かせきました。女でも、これからの時代、手に職を持つべき・・学歴か資格・・・どうせ働くなら、パートよりも資格を持った正職員として働いた方がやりがいや責任のある仕事を任されるし、お給料も違うからと・・・
娘は、私が働いているのを見てきて、働くのが当たり前という環境で育っています。娘に新聞を見せたら(自分が結婚して、子供ができた時に)「保育園入れなかったらどうしよう・・・」と呟いていました。「もし落ちた場合はどうするの?」と聞いてきたので、「落ちた人は無認可保育園や保育ママさん、ベビーシッターに預けるか、育休を延長するか、辞める・・・みたいだね。」と言っておきました。
私が働く姿を見て育った娘は、将来子供ができても働く続ける気持ちは満々です。
やっぱり、これからの時代、仕事を辞めてしまうのは、リスクが高すぎるので、私は娘には、仕事を続ける事を勧めます。
配偶者控除が廃止されるのはいつになるのかわかりませんが、娘が社会に出て、いつか結婚して子供ができる頃には待機児童もなくなり、保育園に預けても肩身が狭いなんて事もなくなり、健康で働ける人はみんな働いている世の中になって欲しいと思っています。
スポンサーリンク