落ちこぼれ 勉強嫌いの娘の高校生活とその後 ～夢をつかむまで～

３学期の三者面談直前、娘がスマホでボランティアをしたいと言う施設のホームページを見せてくれました。





その施設のホームページでは子供ひとりにつき、資格を持った人がひとりついていると書いてありました。

娘が通う保育園では障がい児を受け入れていたし、小学校では特別支援学級もあったので、娘と交流はありました。

ところが、そのホームページに写っている障がい児は、寝たきりで医療機器をつけていて医療的なケアが必要な重度障がい児でした。

障がい者に関わる仕事と言っても、医療系から、カウンセラーなど幅広くありますが、勉強が苦手な娘は、医療に関わりたいというわけではないようでした。どちらかと言うと、介護系という印象を受けました。

私自身は障がい者に対して偏見はありませんが、娘が障がい者に関わる仕事をしたいと言い出した事に関しては、なぜか抵抗を感じてしまいました。

自分の子供だったら、かわいかったと思う

自分の子供でも、かわいいと思えない事もある

きれいごとではない

私自身、重度な障がい児と関わった事はないし、娘だって見た事もないのに・・・

娘は親戚の小さい子供の事はかわいがっていましたが、ホームページに写っていた子供の中には、意思疎通ができない子や医療機器がないと生命が維持できない程重度の子もいるようでした。

「かわいい」だけでは済まないのではないか・・・

私が抵抗を感じたのは、ちょっとのミスが、命に関わってしまう仕事は、リスクが高すぎるからでした。

世の中、必要とされる仕事ですが、きつくて重労働で、万が一何かあったら訴えられる可能性がある仕事だと思いました。。

娘にはさすがに言いませんでしたが・・・

親として心配でした。

「命に関わる仕事は心配だから、親としては心配だからして欲しくない」なんて言うと、何もできなくなってしまうかもしれないから、言えなかったけれど・・・

私は将来娘に自立して欲しい、手に職を持って欲しい、学歴がないなら何か資格を取って欲しいとずっと思ってきました。

でも、私自身、会社員で人の命に関わるような仕事をしていないし、全く未知の世界という事もあって・・・

どうしても、賛成できませんでした。