そして、ボランティアが無理だったら、見学だけでもさせてもらえないかな?と言いました。
それって、また、私に電話して交渉しろって事?
私は心の中で思いました。
夏休み、娘のボランティアを探すために、私は三軒に電話しました。
それぞれ、折り返し電話をくれる事になって、責任者と何回か電話で話さなければなりませんでした。
会社員の私にとって、仕事を抜け出し電話をしなければいけない事は、とても負担でした。
さすがに席では電話はできませんが、込み入った話だし、メモを取りたいので、廊下や外で電話する事もためらわれました。
しかも私は会社の携帯しか持っていなくて、普段は引きこもり気味なので、携帯の電話機能は、完全に受け専門でした。
2軒目のボランティアは夏休みからずっと続いていたので、それでいいじゃないという思いがありました。
さすがに、今回は私は電話する気になれませんでした。
ボランティアや見学をしたいなら、自分で電話したら?と言ってしまいました。
それに、私はどうしても、抵抗を持ってしまいました。
それでも、どうしても娘が自分で電話できなくて、頼まれたら、するつもりでしたが・・・
そして、娘が志望校にした大学のパンフレットを見ながら、「この学科、どうかな?」と言い出しました。
私は、ここ何年かAO入試の募集人数を増やしているA学科を考えていましたが、娘は違う学科を指しました。
いきなり・・・考えてもいなかった展開でした。
大学の学部、学科によっては、複数の資格を取る事を目指している学部もあるようでした。資格によっては、単位を取ったり実習に行ったりすれば取れる資格もあるし、国家試験に受からないと取れない資格もあるし、看護を学ばなければいけない分野もあるようでした。
私は、どこの学科かというよりは、とにかく、大学に入れる事。資格が取れて、入れる学科に入る事が先決だと思いました。
そして卒業する事・・・だと思いました。
その大学の娘が指した学科に関しては、パンフレットやネットを見ると、取得可能な資格が多く掲載されていました。
取得可能な資格が多いという事は、将来就ける職業も幅広がり、選択肢も多いという印象は受けますが・・・
・・・
でも・・・
いかにもたくさん資格が取れますという印象を受けるけれど、それは自分で勉強して国家資格に受かった人の場合であって
こういうのって、結局、娘の場合、勉強しないから資格が取れないんじゃないかな
資格がいろいろ取れるように見えるという事は、逆に言うと何も取れないんじゃないか・・・
それに・・・
AO入試の場合、学科ごとに採用も試験も違うので、2つの学科を受ける事は実質上無理でした。
そもそも、その学科はほとんどAO入試では人数を募集していないようでした。
娘は三者面談直前に、いきなり志望学科変更を考えているようでしたが、私は聞き流す事にしました。
「A学科の方がいいんじゃない?」
ボランティアの事も、学科の事も、娘がせっかく調べたのに・・・
・・・
三者面談では、もともとの学科で行こうと思いました。
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