1年生の頃は何度も呼び出しがあって、担任の先生と面談がありましたが、2年生になってから呼び出しはなかったので、担任の先生と面談する機会もあまりなくなっていました。
時間は30分と限られているので、私が話したいと思った事は・・・
①志望校
②志望校の資料を先生に見てもらう
③これからの勉強方法
・・・でした。
まず、担任の先生は、普段の生活態度から話し始めました。
今までは注意される事が多かったのですが、特に問題ないという事でした。
そして、最近になって、品が出てきた、「品がある」と言われました。
これは、もともと育ちがいいからだと思うと・・・
あれだけ反抗期で、暴言を吐いていた娘が、「品がある」と言われてうれしくなりました。
もし、娘に品があるとしたら、両方のおばあちゃんや、親戚が裕福で、品がある人が多いからだと思いました。
変わったのは、ホームスティの頃からだと思うという担任の先生に、私は納得しました。
娘に写真をたくさん見せてくれましたが、ホストファミリーは老夫婦の白人で、善意のかたまりのような人達でした。
車で市内観光に連れて行ってくれて、いろいろなところに案内してくれたそうです。
更に手作りの夕食まで振舞ってくれて・・偏食で食わず嫌いの娘は中には苦手な料理もあったようですが、ちゃんと食べたようでした。
日本を離れて、善意を持って接してくれる人と触れ合って、変わったのかもしれないと思いました。
そして、志望校に関しては、私が見つけてきた偏差値50近くのA大学を書いていたのですが、
担任の先生は、白百合がいいと思う、と言いました。
お家の雰囲気や、娘の雰囲気から、白百合が合っていると・・・
冗談なのか本気なのか戸惑ってしまいましたが、本気のようでした。
高1の時、塾では、
「家に帰るとお母さんがイライラしているから帰りたくない」「お母さんの作ったご飯を食べないと怒られるから」・・・と娘が言っている
「このままでは非行に走る」
「遊ぶお金を渡すからいけない」
「このままでは、みんなにバカにされるようになる」
・・・と塾長先生から言われて、私は子育てを否定された気持ちになりました。
そして塾長が変わると、完全に見放されて、電話すらありませんでしたが、担任の先生は決して見捨てなかったし、私の子育てを否定しませんでした。
そっかぁ・・
「育ちがいい」、「品がある」、「品が出てきた」と言われて、私は天に昇る気持ちでした。
完全に舞い上がり、ニヤニヤしてしまいました。
もともと娘はおっとりしたところもあったから、反抗期が終わって育ちの良さも出てきたか・・・(と、我ながら・・・思ってしまいました)
反抗期の頃は目つきも悪くなって悪い物が取り憑いたように表情が変わっていましたが、反抗期が終わったら穏やかになり、笑顔も出るようになり、表情も柔らかく、元来の娘の顔に戻っていました。
小さい頃からずっと、クラッシックバレエとかも習わせていたし・・・
私は一瞬、頭の中で想像してしまいました。
娘がお嬢様大学に通う姿を・・・
夢のようでした。
それが叶うなら、もう何もいらないなぁ・・と、私は頭の中で考えました。
私は全てを賭けてもいいと思いました。
実は、通知表担任の先生のコメント欄にも、「あなたは白百合女子大学を目指しなさい」と書いてありました。
確か、パンフレットは家に取り寄せてあったな・・・
まだ開封していないけれど、私の部屋にあるはずでした。
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