【高2】悪性の可能性を否定できないのに、刺すべき場所がない・・乳癌検診の細胞診

3月、期末テスト最終日の土曜日、乳癌の検査のため、乳腺専門医のいるクリニックへ行きました。

前回の検査では、マンモグラフィーで密集してきている石灰化があり、半年前に細胞診をしたのです。





==> 乳癌の再検査、細胞診

前回の細胞診の結果は、「検体不適正」という結果でした。検体不適正とは、採取した組織が少なくて判別がつかなかったという事のようでした。

マンモグラフィーの結果は右も左もカテゴリー3で、「悪性の可能性を否定できない」でした。

ダンナにも娘にも、経過観察になっている事は全く話していません。朝、重い気持ちにでいたのに何も知らないダンナから無神経な事を言われて喧嘩になってしまいました。

話しても、絶対に心配なんてしてくれないとわかっていました。

私は万が一の場合も調べてしまいました。しこりの大きさが4ミリだけど、万が一の場合、娘の受験に影響が出るのだろうか・・・

早く着いたので、30分程歩行者天国をブラブラしましたが、洋服屋さんを見ているうちに、乳癌検査について予習をしておかないと、医師の話が理解できなかったりすると思い、早めに病院へ向かいました。

受付を済ませてから、前回取ったメモなどを見ましたが、「検体不適正」の文字が目に入っただけで、頭に入りませんでした。

待合室のテレビでは、障がい者のスポーツ選手が映っていました。一生懸命な姿を見て、私の検査なんて小さな事に思えました。

間もなく名前が呼ばれました。

触診の後、エコーをやりました。

まずは前回細胞診をした左側でした。

左の内側にはしこりが写りましたが、今回の画像では生理の関係もあるかもしれないけれど、刺すべき場所がない、しこりは悪いものではないと言われました。

そして、同じくマンモグラフィーではカテゴリー3の右側もエコーで調べてもらいましたが、特にしこりは写りませんでした。

私は細胞診になる心の準備をしていたし、細胞診になった場合、会社を休んで結果を聞きに来ないとしたら、会社を休むのが大変だな・・と考えていましたが、ひとまず安心しました。

乳癌の検査の場合、完全な白黒という診断はつかないものなんだな・・とは、長い経験で理解できるようになりましたが、「刺すべき場所がない」というのであれば、次回の検査を忘れないように受ける事以外に、できる事はないと思いました。

そう言えばこの病院に転院する前も似たような事を言われました。マンモグラフィーでは石灰化が点として写るのですが、その病院の女医さんは、石灰化として写った点を、「この子」と呼びました。「この子も、この子も」今は刺すべき場所がないというような事を言われました。

私としては、マンモグラフィーで写るたくさんの点は不気味なものでありましたが、研究者や医者にとっては、細菌も病変も、「この子」なのでしょうか・・・

ひと安心でしたが、その日の夜、不正出血がありました。

不正出血は今までありましたが、今まで体験した事のないような不正出血でした。

子宮頸がんの検査でもひっかかって経過観察を続けていて、こちらの方は異形成が進行すれば手術が必要だと言われていたので気になりましたが、次の検査まで待つ事にしました。

ダンナや娘には乳癌や子宮頚がんの検査で経過観察になっている事は全く話していませんでしたが、ダンナと娘は変わらないんだろうなと思いました。

娘が反抗期の真っ只中、毎日が地獄だった頃、いっそ病気になってしまったらなんて不謹慎な事を考えてしまいましたが、たとえ私が命に関わる病気になったとしてもダンナは節約しないし、娘の反抗期は変わらない。仕事はほとんど休めないし、私の家事の分担も変わらない。娘は心を入れ替えて勉強する事もない・・

家族はたいして心配してくれないし、自分の事しか考えていない・・職場の人だって誰も同情してくれないとわかってました。

ワーキングママは休めない。休んでいられない。たとえ、来月までの命だったとしても、働き続けなければ生活できない。

ただし、両親には心配はかけたくありませんでした。

だから、病気になんてなってはいられない・・

せめて受験が終わるまでは・・

私の頭の中は、娘の頭の中は娘の受験の事でいっぱいでした。

受験が終わるまでは、手術や通院治療などに時間が取られたくないと思いました。




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