【高2】成績は悪いけれど、心まではひねくれなかった理由

話は三者面談に戻りますが、三社面談で担任の先生と「あと一年ですね・・・」「早いですね・・・」という話になりました。

思えば一年生の頃から、担任の先生は娘の事も、私の子育ての事も一度も否定した事ないと思いました。





高2で辞めてしまった個別塾の塾長先生からは、「このままでは非行に走る」、「みんなに馬鹿にされるようになる」と言われたのに・・・

みんなから馬鹿にされるようになるなんて、そんな事させない・・・そう思っていました。

あの頃・・・中学校から高1にかけて、表情まで違っていました。

目がつり上がっているような感じ・・・

担任の先生にすら反発していたのに、担任の先生は娘の事を見捨てず、私の子育てを一度も否定しなかったなとしみじみと感じました。

担任の先生も、娘の変化を感じ取っていました。

そして、三者面談の帰り・・・

娘と並んで電車に座っていると、おばあさん・・・というには微妙なお年寄りが2人乗ってきて、1人が座りました。

娘はすぐに席を譲ろうと、立ち上がろうとしました。

娘は成績が悪いけれど、電車で席を譲ったり、守衛さんなどに挨拶したり「ありがとうございました」と言えるようなところもあって、心まで歪まなかったと思いました。

娘は、憑き物が落ちたように表情もや柔らかくなっていました。

塾では勉強しか見ないから、塾の先生は娘のいいところを知らない

明るくて、見た目もギャルっぽくなくて、スレていなくて、友達からは好かれていて、高校の先生からも「品がある」、「育ちがいい」と言われるような女の子に成長したと・・・私も思いました。

まだあと一年あるから、何があるかわからないけれど、娘は確実に成長していました。

娘は担任、クラス、友達、親戚など・・・周囲に恵まれていたと感じました。

娘は愛されて、大切にされて育った・・すこしずつ大人になって、それを認識できるようういなった

私にとっては、どん底の中で、周囲に恵まれていた事が唯一の救いでした。

このまま、私は娘の幸せと笑顔を守りたい。

娘が大学に行きたいのなら、叶えてあげたい。

ただ、勉強嫌いは相変わらずで、大学に行きたいと言いながら危機感は全くないし、受験勉強はなかなかやる気にならないだろう・・・・と感じました。

わりと素直になってきた事だし、塾も辞めてしまったし、大学受験は徹底的に関わろうと、私は決意しました。




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