勉強しない子の場合、私立高校に塾は必要か?
娘が中2の頃、志望高校を私立一本にするか、公立を第一志望にするか悩みました。その頃、私立高校では、講習など手厚くやってくれるため、塾は必要ないという話を聞きました。
私立に行くと授業料はかかるけれど、塾のお金がかからないので、結局公立とは変わらないという話を聞きました。
娘の高校では塾に行っている子は数パーセントしかいないとか、入学説明会でも「塾は必要がない」という説明がありました。
実際、娘の学校では1限の前に全員参加の0限があり、放課後も講習がありました。勉強合宿や夏期講習、そして日曜日なども先生方は登校し、時にはマンツーマン状態で勉強を教えてくれました。
娘の私立高校では塾は必要ないというアピールがありましたが、それでも心配で、個別塾は辞められませんでした。
それでも、ピークは7講座取っていた個別塾を高1で2講座に減らしました。
==> ピーク時は塾の月謝に十数万、7講座取っていた
ところが、高1の一学期の中間で赤点が6教科、期末で赤点が9教科も取ってしまい、娘は留年の危機に陥りました。
==> 赤点9教科に増える
そして学年主任と担任の先生と四者面談になったのですが、学年主任は塾は役に立ってないんじゃないか?辞めてもいいんじゃないか?と言いました。
ところが、学年主任が席を外した後、担任の先生は「私は塾は辞めない方がいいと思います」と言いました。
赤点が9教科もあって担任の先生は娘を居残りさせたり、いろいろ手を尽くしてくれましたが、高校だけでは手に負えないと感じたのだと思います。
ところが塾も連絡なしでサボったりするようになり、2学期には塾は2講座から1講座に減らしました。
そしてついに塾からも見捨てられ、高2の夏に塾を辞めました。
==> ついに塾から見捨てられる
結果論からいくと、高校に入ってからの塾は、娘本人がやる気がなかったりサボったりしていた事もあって、成果は出ませんでした。
もし塾をやっていなかったら、更に赤点の数が多かったのか、補講でパスできなくて10段階中1や2が確定していた教科が多かったのか
それは、わかりません。
結局、高校に入ってからの塾が必要だったのか考えると、娘の場合、必要なかったのかもしれません。
ひとつだけ収穫は、その時の女子大学生先生と娘は仲良くなって、今でもご飯を食べに行ったり、家に遊びに行ったりしている事です。
中学時代の塾に関しては、成果が出たのは結果的に数学くらいで、結果論からすると、大金をドブにに捨てた事になったかもしれません。
でも私は後悔していません。もしやっていなかったら、「もっと塾に行かせてあげれば良かった。もっと塾に行っていたら落ちこぼれなかったかもしれない」と後悔していたと思うので
できる事は全部やって、それでもダメだった
そう信じています。