落ちこぼれ 勉強嫌いの娘の高校生活とその後 ～夢をつかむまで～

２月のある夜、娘が「今日からがんばる」と言い出しました。

「ダイエット？」と聞くと、「アイプチを始める！」

娘は、どこをどう見てもくっきり二重です。私よりも二重の幅ははっきりしています。






娘の場合、左右対称で、切れ長で、きれいな二重です。

「何言ってるの？やめた方がいいよ。もともと二重だから、変えようがないでしょ。」

「もっと幅を広くしたい」

娘の中学や高校の友達には、白人やハーフの子もいるのです。

「外人やハーフとは違うでしょ。下手にアイプチとかでいじると二重の線がふたつできちゃうよ。」

ちょうど、その日、テレビのクイズ番組か何かで、30台くらいの有名人女性の目だけアップが映りました。

「ほら。二重の線が、年取るとああなっちゃうんだよ。」



「・・・」



娘はアイプチは止めたようでした。



娘は高校の入学前はレーザーによるホクロ除去をしたいと言い出したので、私は・・・

「女の子って、入学前に変身したがるよねー」と言いました。

また、冬頃から娘のファッションが女子大生を意識した服装になったせいか、私の靴を頻繁に履いて行くようになりました。

ある時は私の靴を勝手に履いて行ったそうですが、クラスの友達Rちゃんが「その靴いいね」と言って、同じような靴を買ったそうです。

私は、「まさか、Rちゃんがママの靴を試しに履いてみたんじゃないよね？」と聞くと、娘は・・・



「試し履きしたよ」



「・・・」



私が履かなくなった靴ではなく、まだ履いている靴を娘は勝手に履いていき、友達に試し履きさせたとは・・・


飽きれてしまいました。