落ちこぼれ 勉強嫌いの娘の高校生活とその後 ～夢をつかむまで～

相変わらず、娘は土曜日も朝７時半過ぎに家を出てバイトに出かけました。

娘の高校ではバイトは禁止なので、目をつぶっている状態でした。






ダンナ、「〇〇は何しに出かけたんだろうね？」と不思議に思っているようでした。


そして、娘の服装を


「ガンダム将軍」


「コートがマントに見える」

・・・と言いました。

ダンナにとって娘のファッションはガンダム将軍に見えるようですが、娘は女子大生ファッションを目指しているようでした。

２月の下旬、夜10時半頃、娘が私の部屋に雑誌を持って遊びに来ました。



雑誌は、「ノンノ」でした。

ふーん、今までセブンティーンだったのに、ついにノンノデビューか・・・と思いました。

ちょっと前から学校の図書館などに置いてあるノンノは読んでいたようですが、自分で買うのは初めてでした。

「研究しようと思って」と娘は言いました。

雑誌を見せてもらうと、

「やっぱり、今は長めのスカートが流行っているね」

・・・私はいいました。

11月に合格発表が出た頃から、娘の服装はすっかり女子大生を意識したような服装になっていました。

そして、化粧も始めるようになりました。

茶色のアイシャドウ、しつこい顔になるのでアイライナーはひかず、ビューラとマスカラと口紅

そして、ファンデーション

私はノンノの雑誌のモデルを見て、心の中で娘も雰囲気はそんなに変わらないな・・・と思いました（親バカ）。

ただ、娘に言うと勘違いしてしまうので、私は何も言いませんでした。

そして、相変わらず私のコートや服を勝手に借りて出かけていました。

最初は、「ママ、意外とセンスいいでしょ」なんて、喜んで貸していましたが

娘が気に入った服は私の服なのに、ちゃっかり娘のクローゼットに移動されてました。

いつの間にか娘の服になっていました。

たまに私が着ようとして娘のクローゼットから取り出すと「今日着る」と、取られてしまいました。

娘に貸してしまうと着方も洗いので服もワンシーズンでダメになりそうでした。

今までほとんど制服だったので、私の服も使わないとローテーションが回らないようです。

「制服も着れるのは３月いっぱいだね」と言うと

「卒業式の後に着たら、もうコスプレになっちゃう」

・・・と娘が言いました。