① 過干渉ではなく誘導
私はつい過保護、過干渉気味になってしまいましたが、娘が大学に行くように誘導はしてきました。
娘が小さい頃から、大学は行くのは当たり前みたいな雰囲気は作ってきました。
娘が落ちこぼれてからは、そんなに勉強しないなら専門学校も視野に入れようと思って、大量の専門のパンフレットを取り寄せ読ましたが、娘は四年生大学じゃないと嫌だと言い張りました。
四年制大学にしても、大学によって雰囲気が違って、それこそ留学生が何百人も消える大学もあるので、面倒見が良くて、雰囲気も良い大学を見つけて、誘導しました。
娘の大学は私のようにけっこう過保護の親も多いようで、私のように子供を誘導してきた家庭も多いようです。
② 勉強ができないのは環境のせいではないけれど、環境は整える
娘は自分で「環境は整っていた」、勉強ができないのは遺伝と言いました。
娘が落ちこぼれたのは環境のせいとか、育て方が間違っていたのではなくて、どんな育て方をしても勉強はしなかったとは思いますが、環境を整える事は大切だと思いました。
塾や学校の先生とやり取りして勉強の環境を整える事もしましたが、勉強以外の環境を整える事も必要だと思います。
娘の事が原因でよく夫婦喧嘩になりましたが、娘の前では喧嘩しないようにしてきたけれど、ついダンナと喧嘩になってしまう事もありました。
家庭環境を良くするように心がける事も大切だと思いました。
また、娘は従妹を赤ちゃんの頃からかわいがっていて、直接義姉とアポを取って会いに行ってましたが、娘にとって癒しとなるので、私やダンナ以外の親戚と娘が過ごす事を陰ながら推奨したり誘導したりしました。
あと、娘は早起きが得意ですが、我が家は早寝、早起きで、生活のペースは崩さないようにしていました。
③ 自立はできるように手に職
娘が小さい頃から、これからの時代、女性も仕事をするべきだと言い聞かせてきました。
娘が中学生の頃、勉強が苦手とわかってからは、資格が取れるように親としてサポートしてきました。
ボランティアを見つけてきたり、大学も資格が取れる大学にしました。
④ 多少バカでも心の健康・・その子らしさを守る
娘が娘らしくいられるように・・・
娘の場合、中学に入って習い事を続けたいと言うので、部活をやりませんでした。
部活や習い事は強要しないし、続けるのも辞めるのも意見は言わず、完全に本人の意志に任せました。
娘は私より感受性が豊かなところがあるので、舞台を観に行きたいとか本人から言い出した時は、多少チケットなどが高くても一緒に行くようにしました。
感受性が豊な子の場合、勉強ができなくても、それを失わないようにする事は大切だと意識していました。
また、娘が落ちこぼれだと認識する前は、つい言ってはいけない言葉を言ってしまいましたが、娘が劣等感を持つような言葉は本人には言わないようにできる限り気をつけてきました。
娘は落ちこぼれても落ち込むことはなくて、不合格だった時も立ち直りが早くて、メンタル面では安定していました。
⑤ 勉強が苦手な子のタイプは一人ひとり違う・・アドバイスは求めない
娘が落ちこぼれた頃、私はネットなども含めて、自分の悩みを他人に相談したり、アドバイスを求めていました。
落ちこぼれの子供を持っていない人のアドバイスは、正論であったり、結果論で言えば正しかったのかもしれませんが、相談するとかえって傷ついてしまいました。当時の私は誰も自分の気持ちをわかってくれないと思い、殻に閉じこもってしまいました。
ネットの悩み事サイトに投稿した時は多数の返事を貰いましたが、傷ついてしまうアドバイス、的外れなアドバイス、無責任なアドバイスが大半でした。
塾の先生や学校の先生など、娘の事を知っていて、直接接している人以外からのアドバイスは求めるのを止めました。
他の子には当てはまっても、娘には当てはまらなかったり、効果がないのです。
結局、他人のアドバイスが解決してくれる事はない事に気がつきました。
我が家の場合、ピーク時は1時間20分個別塾、週に7講座取っていましたが、これも結果論から見るとお金を無駄にした事になりますが、あの時はやらないで後悔するよりも、やって後悔した方がいいと思っていました。
==> ピーク時は塾の月謝に十数万、7講座取っていた
勉強が苦手な子供も一人一人違うので、他人のアドバイスってあまりアテにならないので、周囲の意見に振り回されない事は大切だと思います。