何の取柄もない娘・・部活は無所属、一度も4か5を取った事がなかった
娘の中高時代について思い出してしまいました。
娘は中学校は公立中学に入学しましたが、娘の地域では、部活に入るのは当たり前とされているし、3年間部活を続けると内申書に1を加算されます。
娘は中学に入学して、小学校の頃から仲の良い友達とバレーボール部に体験入学しました。
娘の友達はバレーボール部に入部しましたが、娘は「先輩が怖い」と言って、結局入部しませんでした。
娘の中学校のバレーボール部は部員が試合ができるギリギリの人数なので、入部したら下手でも試合には出れたと思います。
私はクッキング部とか美術部のような楽な部活を勧めましたが、仲の良い友達が一緒じゃないと嫌だったみたいで、結局部活には入りませんでした。
部活と習い事を両方続けるのは無理だと思っていたので、私はクッキング部をそれとなく勧めたくらいで、決断は娘に任せました。
私にとって子供の部活や習い事とは、子供にクラス以外の居場所を与える事、そして勉強以外発散する場だと思っています。
反抗期や思春期に子供がやる事がなかったら、一日中スマホやゲームになってしまうので、やる事を与えて、本人の感性を引き出せたらと思っていました。
だから部活や習い事をやるとか辞めるの判断は本人に任せる事にしました。
娘の成績が底辺まで落ち込んだのに、高校受験直前も習い事は何週間かしか休まなかったので、習い事している場合かとも思いましたが、気晴らしになるので、本人の意思を尊重しました。
娘が進学塾に通っていた頃仲が良くなったひいらぎちゃんという子がいて、現在も仲良くしているのですが
その子は娘とは違う中学で、バレーボール部に入りました。
ひいらぎちゃんは勉強は真面目にするタイプで、常に偏差値は60~65くらいあったそうです。
ひいらぎちゃんはうちに何回か泊まった事がありますが、礼儀正しくて、素直で、本当にいい子でした。
ところが、ひいらぎちゃんは、部活でいじめられて、辞めてしまいました。
部活を続けると内申に1加算されるのに、真面目な子が内申を犠牲にしてまで辞めたいなんて、よっぽどの理由があったんだと思います。
娘も部活はやっていませんでしたが、勉強もできなくて、体育、美術、音楽も3でした。
4を取った事がありません。
勉強が苦手な子の中には、美術だけは4か5とか
勉強ができる子でも音楽は5とかの子もいますが
娘は部活もやらず、本当に何の取柄もありませんでした。
高校では部活が必須で、娘は放送部に入りましたが、ほとんどと言っていい程、活動しないで、完全な幽霊部員だったそうです。
4歳から続けていた習い事は、先生はプロの先生ですが、習い事なので競争はありません。
舞台では先生が振付をしてくれるのですが、年の違う子と一緒に舞台を出て、それぞれ役はもらえます。
部活をやらないとか、習い事をする決断をしたのは本人なので、それで良かったとは思っています。
私自身、中学校の時、部活でトラブルがありましたが、両親の期待を裏切りたくなくて、辞めたくても辞められませんでした。
だから私は娘がもし傷ついたり、本人が嫌な思いをするのを見るのは母親として悲しいので、見たくありませんでした。
何の取柄もない娘なので、本人の意志で続けたいという習い事は、続けるように支援してきました。
ただ、娘は一人っ子という事もあって、勉強でも部活でも競争を避けて育ってしまいました。