落ちこぼれ 勉強嫌いの娘の高校生活とその後 ～夢をつかむまで～

娘は大学生になって、バイトに明け暮れていました。






高校の時の友達と一緒にやっているイベントスタッフのバイトで、コンサートやコミケなどで販売をしているようでした。

２、３日前にネットで空いている仕事を探して、入れるようでした。

私とダンナが気になるのは、娘が「バイトでがんばっている」というような言い方をする事でした。

そして、バイトで「偉くなった」と誇らしげに言うようになりました。

イベントスタッフのバイトは新しい子がどんどん入ってくるようで、高３からやっている娘は勘違いするようになりました。

バイトの話をする時は、「一般の子」とか、自分は立場が上のような言い方をしました。

また、バイトの事を「仕事」と呼ぶ事も気になりました。

新卒から正社員を続けている私もダンナも、「バイトはバイト」と言う考え方でした。

などで、娘が「仕事」と言うたびに、私は「バイトね」と訂正しました。

バイトはバイトで、仕事とは違うので、将来バイトを本職にするとか、バイト先を就職先にするとかはして欲しくなくて、バイトと仕事（正社員、正職員）に関する意識の違いを明確に区別したかったのです。

娘のバイト先のイベント会社には正社員の人がいて、辞めないで続けるバイトの子は重宝がられますが、都合よく使われているんだと思いました。

私は何回も、「バイトはバイト。本職にしないでね。ブラックだし、年とってから続けられる会社じゃない。」と言いました。

それにもし娘が一般企業の就職試験を受けるとして、同じ業界に行かない限り、大学生時代にがんばった事を聞かれて、「バイトをがんばった」と言っても評価される事はないのです。

大学主催の保護者向けセミナーにダンナと参加した時も、講師の先生にそう説明されました。

また、娘は夏休みは15時間労働とかをしているので、新卒の初任給よりもずっと貰えると言いました。

社員の人も15時間労働をしているそうなので、超ブラック会社です。

私は「バイトはボーナスないでしょ。」と私は言いました。

それに正社員、正職員だとボーナス、昇級、昇格もあるのです。

私は娘が大学卒業してからフリーターにならないか心配でした。

娘は「働き癖があるのはいい事だ」と言いました。

私は「そうだね、ママに似たんだね」と言ってしまいました。

娘は高校時代に鍛えられたので、朝早く起きる事は得意でした。

学校も行き渋りをする事は一度もなく、ほぼ無欠席でした。

娘は将来どんな仕事に就くのか・・・

資格を使った職種にしたいのか、一般企業で働きたいのか本人もはっきりしないようでした。

家でぼーっとしているよりは、働く事は好きみたいでした。