【ダブルキャンサー体験記】がんになって「良かった」なんて、思えない
==> 子宮頸がんの告知・・運命が変わった日
告知の日、主治医の先生は一度も「がん」という言葉を使いませんでした。
多分、いきなりがんという言葉を使うと、患者がショックを受けると思って、気を使っていただいて、会話で「がん」という言葉を使わなかったと思います。
その次の術前検査やら手術前説明の外来の時から、容赦なく、主治医の先生は「がん」という言葉を使うようになりました。
他の人のブログとか有名人の病気体験記などを見ていると、病気になって良かったとか、病気が教えてくれた事があるとか、病気になったおかげで生きる大切さを知ったとか書いている人がいるけれど、
言いたい事はわかるし、確かに一理あるというか、その通りだけど、その時の私は、きれいごとじゃない?なんて思ったりして
私はどうしても、「癌になって良かった」とは思えませんでした。
悔しい
悔しい
悔しい
もっと早く円錐切除を受けていれば良かった
主治医の先生は数年前から、「遅かれ早かれ、手術はしなければならない」「手術しちゃってもいいかもしれませんね」と言っていたのに、私は聞かないふりをしていました。
告知された日、主治医の先生は「よかったですね」
・・・と言いました。
何が良かったのかと言うと、12月に高度異形成という結果が出てからはすぐに円錐切除の手術したので、癌を見つける事ができた
高度異形成になってから、すぐに円錐切除の手術を受けた事はよかったという事でした。
でも、私は主治医の先生が私の事を慰めるつもりで、気休めで言ってるのか、専門家としてこのケースは良かったと言えるケースなのかは判断がつきませんでした。
そして、手術前の説明の時も、診察室に入ると、まず主治医の先生が
「よかったですね」
・・・と言いました。他の先生方も私のケースはよかったと言っていた・・・というような事を言われました。
私は、前回「よかった」って言われたのは、気休めのつもりではなかったんだ・・・と思って
「そうですね。8月に検査した時はそんな悪い結果じゃなかったんですよね。
12月に高度異形成と出て、すぐに手術しましたから。」
・・・と答えました。
そうは言っても、主治医の先生の言っている事はわかりますが、早期発見で良かったと思える程の心の余裕はありませんでした。
やはりがんになってよかったとは思えない、
複雑な気持ちでした。