落ちこぼれ 勉強嫌いの娘の高校生活とその後 ～夢をつかむまで～

円錐切除、術後12日目、告知3日後 子宮全摘手術前の術前検査として、MRI検査を受けに行きました。 仕事は有給を取りました。 予約は２時からですが、30分前には受付を済まさなければなりません。 有給を取りましたが、病院に行くまで会社のネットワークにログインしないで、オフラインで仕事をしました。 予約の時間が中途半端なので、区切りがついたところで仕事は終わりにして、病…

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子宮頸がんを告知された当日、私は家に帰って、家のパソコンで「五年生存率」や「子宮全摘手術」について調べた後、茫然としていましたが、会社のパソコンを立ち上げました。 私はまず直属の上司にTeamsのチャットでメッセージを送りました。 直属の上司は海外にいる外国人で男性です。 直属の上司には円錐切除の時は「婦人科系手術を受ける」と説明していました。 私は英語の医療用語は詳しく…

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高度異形成と診断され、円錐切除手術を受け、病理診断で子宮頸がんの１A１期と突然告知された日、私は家に帰ってから自分専用の家のパソコンを立ち上げ、５年生存率と子宮全摘手術の術式について調べました。 その日は金曜日で病院に行くために有給を取っていました。 「５年生存率」を調べた時は、生まれて初めて、死という事をリアルに感じました。 ・・・とは言っても、ちゃんと子宮全摘手術を受ければ…

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告知されて、一番強く感じたのは「後悔」でした。 人生最大の後悔だと思いました。 様々な気持ちが行き交いましたが、一番は、「悔しい」という思いでした。 円錐切除の執刀医であり、主治医であり、長年検査をしてくれた先生は、中度異形成が続いた状態に対して 「遅かれ、早かれ、手術はしなければならない」 「もう治らない（自然治癒する事はない）」 「手術してしまった方がいい…

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５年生存率を調べているうちに、どんどん横道にそれて行きそうだと気がついた私ははっと気がついて、５年生存率を調べるのはやめました。 今調べるべき事は、子宮頸がん１A１期とは、どんな状態か、それからこれから受ける予定の子宮全摘手術とはどんな手術か・・・という事でした。 そして、検索すると、子宮全摘手術には、大きく分けて３段階あって、私が受ける手術は一番簡単な「単純子宮全摘術」だと思われま…

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私は正常に思考回路が動作しない状態で、茫然としたまま支払いを済ませて、病院を後にしました。 とにかく家に帰って、まず一番最初にした事は、家のパソコンを立ち上げる事でした。 私はパソコン派です。 パソコンを立ち上げ、一番最初に検索したワードは ５年生存率 ・・・でした。 私は震える手で、 子宮頸がん １A１期 ５年生存率 …

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主治医の先生から「何かわからない事があったら、いつでも診察室に戻ってきていただいてもいいですからね」 ・・・と言われ、診察室を出ました。 診察室から出た私は、フラフラとした足取りで、病院の廊下を歩きました。 診察室に入る前と後では、まるで運命の境目のように、運命が変わってしまったように感じました。 もうこれまでの自分とは違うんだ・・・ 病院の廊下を歩きながら、最…

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診察室で、私は「命の方が大切ですから」と言って、仕事よりも、子宮全摘の手術を優先する事を決め、腹をくくりました。 手術の日程は約２週間後に決まりました。 入院は手術の２日前です。 そして主治医の先生から、手術前にMRIを受けるのと、手術前の説明と、術前検査を受ける必要があると言われました。 まずMRIを受けて、結果が出た後に術前の説明を受ける事になりました。 ２週間…

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子宮全摘手術の日程は２週間後か３週間後という方向で話は進んでいきました。 手術の日の２日前から入院する必要があり、入院は約２週間になると言われました。 入院は約２週間後だと手術があいていて、その翌週は休日で本来は手術はやっていないけれど、私の仕事の調整が難しい場合、休日でも「何とかします」と主治医の先生がおっしゃってくださいました。 私は自分のスケジュール帳を覗き込んで、しばら…

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円錐切除の手術の後の病理診断の結果、子宮頸がん1A1期と診断され、子宮全摘を勧められた私は、「お願いします！！」と即答しました。 そして、主治医の先生から、子宮全摘の手術は開腹手術になるという事と、約２週間の入院が必要になるという説明を受けました。 まさか、また２週間の入院になるとは夢にも思っていなかったので、私は円錐切除の手術で一週間病欠を取り、その日も外来のため有給を取っていまし…

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